皆さんこんばんは。あさみ堂の管理人・べるずです。
雨の予報もあって窓を閉めていたため、家がモワ〜ッとしてます^^;
今日は工事の続き、そして天蓋の取り付けと復旧。
午後7時近くまでかかりました。
夜はお手伝いいただいた方々と食事でした。
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mixiボイスやツイッターに書いた一意見について、一筆お許しください。
DIVAというボーカロイドをモチーフとした音楽ゲームがリリースされました。
人気のキャラクターということもあり、どの店の台も盛況のようであります。
ところが、これを楽しむプレイヤーの間から、このような声が聞かれました。
「パカパカパッションに似ている」
その意見を、ひとりのパカパカパッションプレイヤーとして、嘆かずにはいられなかったのです。確かに両ゲームともジャンルは音楽ゲームであり、操作デバイスは4つのボタンを使うもの。この文言だけ見たならば、確かに似ていると受け止められるかもわかりません。私も当初、その話を聞いた時は少々耳を疑ったものでした。あのゲームシステムを本当に採用できたのか?と。
(※確かパカパカパッションのゲームシステムは権利関係が絡んでいて、現状では不可能だったと聞いた記憶が)
しかし実際のところは、御存じのように全く方向性の異なるゲームであることは確固たる真実であります。音楽ゲームの命でもある譜面の見方から、操作に関する内容(同時押しなど)、収録曲の傾向…
これだけ相違点があるにもかかわらず、何故「パカと似ている」と言えてしまうのか。そして、その書き込み(特にツイッター)で多かったことに、ある種の恐怖感を覚えました。
なぜか。
例えば、私が従事する宗教関係に譬えるとしましょう。
浄土さん(浄土真宗など) → 南無阿弥陀仏
法華さん(日蓮宗など) → 南無妙法蓮華経
を、唱えます。これに対して
「南無まで一緒だから似てるよね」
というのと同じくらいのことではないでしょうか。
日本の仏教は基本的には、釈尊の説いた仏典を元に教義が定められてます。それぞれ宗祖と呼ばれる方々が、仏典をどう読みとったかで大きく変わってきます。勿論念仏もお題目も、内容は全然違うものです。ましてこれらを信仰する人々にとって、それはかけがえのない財産。念仏と題目が似ているなど、篤信者に対して非常に失礼な発言であります。
ゲームに譬えてみましょう。
格闘ゲームで「キングオブファイターズ」というゲームがあります。
KOFの略称で人気のゲームなので多くの方は御存じのことでしょう。8方向レバーと、4つのボタン(強弱のパンチ・キック)で操作します。これを基本とするゲームは他にも数多くあります(有名どころでは飢狼伝説とか マイナーなものでファイターズヒストリーダイナマイト、富士山バスター)どのメーカーも、工夫を凝らして様々な要素・ゲームシステムを構築しています。これらのゲームを、単に操作が似ていて、同ジャンルだけで「似てるよね」と言えますか?
私は言えません。
そういうことなのです。
話を戻しましょう。
パカパカパッションもDIVAも、どちらも優れたゲームです。
それぞれに特徴があり、オリジナルの要素がたくさんあります。
それらを無視して「似てるよね」など、有り得ない話です。
DIVAの開発に携わった方々が、パカに似せようとしたとは思えませんし。
ちなみにツイッターでは(ここのブログも表示されたと思いますが)「一緒にされるのは迷惑」と書きました。もしかしたら、DIVAの熱心なプレイヤーさんの中にも、同じことを逆に思っている方がいるかもわかりません。「パカパカパッションと似てるだと?10年も前のゲームと一緒にされちゃあ、困る!」みたいに。
それは、どちらのゲームシステムも尊重しているからこその発言ではないでしょうか。
少なくとも私はそう思ってます。お互いに、似ていると思っていないから。
ゲームの内容を全く知らない人が言葉だけで判断するならともかく、多少なりとも見たり調べたり、あるいは実際にプレイをした人が全く違うタイプのものを似ているというのは暴論ではないかと。結局、それは双方のゲームの存在を否定することにつながりかねません。
それとこれは他の方の御意見でしたが「海外版のポップン(ロケテ中)も4ボタンですが、コレも同じこと言うのが湧きますかね?」という指摘もありました。もしこれが現実となれば、いよいよもってゲームシステムの無視だけでは済まない話に発展します。
これらのことから、"DIVAが「パカパカパッションに似ている」”という見解に私は賛成できません。だってそもそも別のタイプのゲームなんですから。
DIVAのゲームそのものも、キャラクターも否定するつもりは毛頭ありません。むしろ、これからプレイヤー層が増えて、インカム向上で少しでも不況に苦しむゲームセンター業界の救世主となり、続編などで大いに盛り上がることを期待します。
この話題は今日限りとします。
明日以降ふっかけられても無益な論には応じません。
明日は7月の月初め、重大発表があります。
予定では本日は「超月間マリカ」の総括をしようと思ったのですが、明日以降に。